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 ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑さん(76)が高校まで過ごした山口県宇部市では、同級生らが偉業を喜んだ。

 「同期の誇り。常に我々のトップを走る男だった」。県立宇部高校で同級生だった元市収入役の今井信之さん(77)は話した。本庶さんの成績は常に校内でトップ3。温厚で物静かな人柄が印象に残っている。「これからも病気で苦しむ人のために頑張ってほしい」とエールを送った。

 宇部高の同期会会長を務める医師の礒部輝雄さん(77)は「同期のみんなとお祝いしたい」。高校時代はまじめな印象。2013年の文化勲章受章後には「今の私のバックボーンは宇部高時代に培われた」と書かれた手紙を受け取った。「多くの人の命を救える」と医師を目指した本庶さん。オプジーボの開発につながる業績での受賞に「夢がかなったのではないか」と話した。

 2年後輩で中学、高校が一緒だった元宇部興産副社長の千葉泰久さん(74)は「独特のオーラがあった。地方の田舎にあって、常に外へ目を向けていた」と振り返る。話しぶりが堂々としていて、「先生みたいな生徒」と言われていた。文化勲章受章後に宇部市を訪れた際には、握手を求める人々に気軽に応じていたという。「待ちに待ったノーベル賞。地元の誇りです」(二宮俊彦)