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 第71回秋季関東地区高校野球山梨県大会(県高野連主催)は2日、決勝が甲府市の山日YBS球場であり、東海大甲府が山梨学院を5―2で破り、2年連続11回目の優勝を果たした。3位決定戦は甲府工が甲府城西を破った。東海大甲府、山梨学院、甲府工の3校は20日に同球場で開幕する関東大会に出場する。

好プレーに「チーム力」実感 加藤匠投手

 3点リードで迎えた七回のマウンド。東海大甲府のエース加藤匠(2年)は、安打2本と四球で2死満塁のピンチを迎えた。

 ここで山梨学院は代打を送る。「疲れは感じていなかった」と加藤。気を引き締め、2球で追い込んだ。その後、ファウルで粘られる。「もうすぐ自分の投球に合ってくるんじゃないか」と不安がよぎった。そして7球目。打球は左翼へ。深めに守っていた左翼手の川口航弥(2年)が全力で前進し、落ちる寸前で捕球した。「ナイスレフト」。ベンチに戻った川口を笑顔で迎え、好プレーをたたえた。

 「チーム力」。加藤が最も大切だと考えていることだ。夏の山梨大会をともに戦った3年生は、野球の技術が圧倒的に高かった。それでも、ベスト4で甲子園出場を逃した。

 「一人一人の力は先輩たちが上。自分たちが上回るには、全員の力で勝ち上がるしかない」。新チームが始動してから、仲間と誓い合ってきた。

 この日は190球を投げ、13奪三振の完投。しかし、9安打を浴びた。

 「守備陣の頑張りがあったからこそ勝つことができた。今のチームが全国でどれくらい通用するのか楽しみ」。加藤は関東大会で強豪校と戦うことを楽しみにしている。(市川由佳子)

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