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 ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった本庶佑さんの研究をもとに開発されたがん治療薬「オプジーボ」は、異物を攻撃する人体の免疫の仕組みを利用し、免疫ががんを攻撃し続けられるようにする。本庶さんが取り組む「免疫学」という研究分野は、日本が得意とする「お家芸」だ。

 1987年にノーベル医学生理学賞を受賞した利根川進さんは、多様な病原体に対応できる「獲得免疫」の研究が評価された。

 ほかにも、この分野で世界的に著名な研究者は多い。免疫学の権威とされ、今年7月に92歳で亡くなった米ラホイヤアレルギー免疫研究所名誉所長の石坂公成(きみしげ)さんは、アレルギー発症のカギとなる抗体を発見した。この発見はアレルギー研究の基礎となり、診断や治療法の開発に役立っている。石坂さんは多くの弟子も育てた。

 その一人が大阪大の岸本忠三(ただみつ)・元大阪大総長。岸本さんらは、炎症など様々な免疫反応に関わるインターロイキン6という物質を発見。これを抑えるアクテムラ(一般名トシリズマブ)は国内で開発された初の抗体医薬として、関節リウマチの患者らに使われている。岸本さんによると、世界で年間約2千億円を売り上げるまでに成長した。

 同大特任教授の坂口志文(しもん)さんは、免疫のブレーキ役「制御性T細胞」を発見し、国際的に評価が高い。この細胞が関わっている病気は多く、応用の可能性が広く、とくにがん治療で期待されている。

 坂口さんは、本庶さんの受賞決…

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