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 薩摩川内市の甑島で建設中の「藺牟田瀬戸架橋」の工事現場で、橋脚に据え付けられていたクレーン1基が台風24号の影響で倒壊したことが分かった。2020年度中の開通を目指している県は2日、施工業者による船上からの調査で被害確認を進めた。

 県によると、下甑島と中甑島を結ぶ全長1533メートルの架橋工事は、海中に建てた橋脚14本から橋げたをのばす形で進められている。

 倒壊したクレーンは下甑島側から4本目の橋脚にあったもので、海中部分約20メートルを含めた高さが約50メートル、アーム部は約25メートル。船上からの調査では、クレーンが橋脚から70~80メートル離れた海底に横たわっているのを確認した。橋脚本体に大きな損傷は見られなかった。

 台風24号の影響で風と波が強まっていた9月30日午前11時ごろには、現場作業員がインターネットを通じたライブカメラで異常がないことを確認していたが、同日午後1時半ごろに県職員がクレーンがなくなっているのに気付いたという。(城戸康秀)