[PR]

 森永製菓が50年余りにわたって販売してきたチョコフレークの生産終了は、多くのファンに衝撃を与えた。同社は売り上げが落ちた一因として、スマートフォンの普及で手が汚れるお菓子が敬遠されたことを挙げている。スマホの普及が要因というのは本当なのか。

 森永製菓は先月、子会社でチョコフレークなどを作る森永スナック食品(千葉県野田市)の工場を来年12月に閉鎖するなどの生産拠点の再編案を発表。チョコフレークの生産が来年夏までに終了することを明らかにした。

 森永製菓によると、「森永チョコフレーク」は元々、テレビなどを見ながら食べる「ながら食べ」をコンセプトに1967年に発売された。だが、同社の広報担当者は近年の販売不振を「スマホを見ながら食べる人が増え、手が汚れやすいチョコフレークは避けられるようになったのも一因」と説明。「チョコレートの品質を改良して溶けにくさをアピールしたり、スティック状の商品を出したりしたこともあったが定着しなかった。工場の老朽化もあり、生産終了を決めた」と話す。

 昨年、明治のスナック菓子「カール」が全国販売を終了した際にも、「スマホ説」は指摘された。手の汚れに打つ手はないものか。

 湖池屋は今年、スティック状のポテト菓子などを袋の細い穴から直接口に流し込むように食べる「ワンハンドスナック」シリーズを発売した。同社が独自に実施している消費者調査でも「買ってみたいと思うスナック菓子」を尋ねると「手が汚れないスナック」が常に上位を占めてきたという。広報担当者は「手が汚れるとティッシュが必要になり、食べられる場面が家などに限られてしまう。ワンハンドスナックの開発は、ゲームやスマホが普及してきた時代の流れですね」と話す。

 カルビーも昨年、対象商品を二…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら