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 ローマ・カトリック教会の法王庁(バチカン)で3日から開かれる司教会議に、中国の司教2人が初めて参加すると、バチカン当局者が発表した。イタリアメディアなどが報じた。

 司教の任命権をめぐっては、中国政府公認の「中国天主教愛国会」が独自に任命した司教をローマ法王が破門するなど、対立が続いていた。フランシスコ法王は9月22日に中国と「暫定合意」し、破門した司教7人を正式な司教と認めた。

 司教会議には、全世界から司教ら約300人が参加予定で、フランシスコ法王も出席する。バチカンが中国の司教2人を招待し、中国政府が参加を認めたという。司教2人のうち1人はいったん破門され、暫定合意で司教と認められた。

 バチカンはこれまでも中国の司教を会議に招待してきたが、中国政府側が参加を認めていなかった。今回の参加は、バチカンとの暫定合意によって中国政府が独自に任命した司教が「追認」されたため実現したとみられる。

 フランシスコ法王は9月25日にバルト3国歴訪からローマに戻る機中の記者会見で「(司教の任命権が)法王にあることは明らかだ」と発言。中国と妥協したとする教会内の批判を否定している。(ローマ=河原田慎一)

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