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ゲノム編集キャス9開発のダウドナ氏「安全確保が重要」

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福地慶太郎
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 「フォローしきれないほど、エキサイティングな研究が数多く報告されている」。クリスパー・キャス9の開発者の一人、米国のジェニファー・ダウドナさん(54)は7月に来日した際、ゲノム編集の展望や課題について、朝日新聞の取材などに次のように語った。

 私たちは2012年夏、遺伝子を改変するゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」を発表した。それから約半年のうちに、このツールが生物全体に活用できることを示す論文が、世界中から発表された。

 キャス9は多くの研究室で日常的に使われるようになった。私もすべてをフォローしきれないほど、エキサイティングな研究が数多く報告されている。

 がんの治療といった臨床応用…

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