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 トランプ米大統領や米国防総省に宛てて、不審な郵便物が複数届いていたことが2日分かった。米メディアによると、郵便物には猛毒のリシンが入っていた可能性が高いという。いずれも宛先の本人に届く前に押収され、被害は出ていない。米連邦捜査局(FBI)などが調べている。

 シークレットサービス(大統領警護隊)によると、大統領宛ての郵便物は1日に届いた。ホワイトハウスの建物内に持ち込まれる前に不審点が見つかり、押収されたという。同隊は声明で「大統領に対するあらゆる脅威は真剣に完全に調査される」と述べた。

 また、米メディアによると、国防総省に対しても同日、マティス国防長官と米海軍制服組トップのリチャードソン作戦部長に宛てた郵便物が届いた。同省のマニング報道部長は2日、「昨日、国防総省の郵便検査施設で見つけた郵便物はすべて調査中だ。同省の人員への危険はない」とコメントした。

 米国では2013年、当時のニューヨークのブルームバーグ市長やオバマ大統領宛てに、リシン入り封書が送られる事件が起きた。(ワシントン=土佐茂生、園田耕司)