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 成田空港で3日、日本人の出国時に自動的に本人確認をする「顔認証ゲート」の運用が始まった。入国手続きでは全国の主要空港で導入されているが、出国手続きでの運用は全国初。

 パスポートをゲートの読み取り機にかざし、ICチップの顔写真データと、ゲートの内蔵カメラが撮った顔写真を照合する仕組み。約15秒で認証が終わる。2020年東京五輪・パラリンピックを控えて訪日外国人が増える中、日本人の審査を省力化し、外国人の審査に注力する狙いがある。

 ロシアへ旅行に行くという愛知県あま市の会社員、袴田恵美子さん(48)は「パスポートをかざすだけで簡単でした」と話した。

 3日は成田空港第2、第3ターミナルで計14台の運用が始まり、第1ターミナルでは22日に16台が導入される。

 法務省東京入国管理局成田空港支局の丸岡敬次長は「入国と出国のダブルで運用することで、審査の待ち時間短縮を加速させていきたい」と話している。

 法務省は11月末までに羽田、関西、中部、福岡の各空港でも出国手続きで導入する。(黒川和久)