【動画】子ども乗せ自転車の事故防止のポイントを1分動画で解説
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 幼児用座席のついた自転車の事故で病院に救急搬送された子どもが、2016年までの6年間に東京都内だけで1349人に上ることが、消費者庁のまとめでわかりました。買い物や送り迎えなどで子どもと自転車に同乗する際は、1人で乗る時よりもバランスを崩しやすく、転倒などの事故も多いとして、消費者庁は注意を呼びかけています。

 運転席の前の幼児用座席に、1歳の子どもを乗せて電動自転車で走っていたら、道路と歩道の段差を越えようとした際に転倒。子どもはシートベルトはつけていたが、ヘルメットを着用しておらず、頭の骨を折るけがを負った――。

 事故のパターンで目立つのは、このように段差や曲がり角でバランスを崩したり、雨の日で道路が滑りやすくなっていたりして転倒したケースです。消費者庁によると、11~16年に都内で搬送された1349人のうち、157人が入院を必要とするけがを負っていました。搬送された人数を年齢別にみると、2歳が416人で最も多く、1~3歳が8割近くを占めていました。幼稚園や保育園などへの自転車での送り迎えが始まる、4~7月に増える傾向があるといいます。

 子ども2人を同時に乗せる、「3人乗り」での事故も起きています。運転席の前後の幼児用座席に子ども2人を乗せて買い物から帰る途中、荷物が多く、自転車がふらついて転倒。後ろの座席に乗っていた3歳児が、腕を骨折したという例も報告されています。

 事故が起きるのは走行中だけとは限りません。朝、兄を幼稚園に送るために慌てていて、年下の1歳児をヘルメットをつけずに前方の幼児用座席に座らせ、兄を乗せるために後輪側に移動した際に自転車が転倒。1歳児はシートベルトはしていましたが、コンクリートの地面に頭を強打し、頭蓋(ずがい)内損傷のけがを負いました。

 消費者庁は、子どもを自転車に乗せる際はヘルメットをかぶらせて、座席に乗せたらすぐにシートベルトを着ける▽子どもを乗せたまま自転車から目を離さない▽前後の幼児用座席に2人乗せる場合は、バランスを安定させるため、乗せる時は「後ろから前」、降ろす時は「前から後ろ」の順番を守る▽乗り降りの際は自転車を平らな場所にとめ、スタンドにロックをかけたりハンドルを固定したりする▽自転車を買う際は、自転車協会が安全基準を満たした自転車に交付している「BAAマーク」「幼児2人同乗基準適合車」の表示を参考にすることなどを呼びかけています。(野村杏実)

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