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ノーベル賞決まる(2)物理学賞

 今年のノーベル賞は1~3日、自然科学系3賞が発表され、医学生理学賞に京都大の本庶佑(ほんじょたすく)特別教授らが選ばれた。物理学賞はレーザー技術を発展させた欧米の3氏に、化学賞は薬やバイオ燃料などの新たな作成法に道を開いた米英の3氏に贈られる。授賞式は12月10日にある。

 物理学賞に決まったのは、米国のアーサー・アシュキン(96)、フランスのジェラール・ムル(74)、カナダのドナ・ストリックランド(59)の3氏。レーザーの応用技術を大きく発展させ、医学や工学など幅広い分野でいま、研究を支えている。

 アシュキン氏が開発したのは「光ピンセット」と呼ばれる技術だ。レーザーによって、細胞やウイルスといった微小な物体を自由自在に動かすことができる。

 大阪市立大の東海林竜也講師(分析化学)によると、光には物をとらえる力があることはわかっていたものの、だれも実証できなかった。アシュキン氏は1970~80年代にかけて、レーザーの光をレンズで集めることで、水溶液中の粒子を自由に動かせることを実証した。

 大阪大の柳田敏雄特任教授(生物物理学)によると、アシュキン氏は顕微鏡でレーザーを当てたバクテリアを見ていて、そこにバクテリアが集まってくるのに気付いた。最初は「バクテリアは光が好きなのか」と思ったが、実は光の屈折でバクテリアをとらえる力が生じ、その場で動けなくなっていたという。

 アシュキン氏の発見が、たんぱ…

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