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 長女(1)を殴ったり、布団にたたきつけたりしてけがをさせたとして、香川県警は、父親の解体工西村祐希容疑者(25)と妻で無職沙織容疑者(20)=いずれも香川県坂出市川津町=を傷害の疑いで逮捕し、発表した。長女は意識不明の重体。逮捕は2日。2人とも容疑を認めているという。

 坂出署によると、2人は9月29日午後11時ごろ、自宅で長女が言うことを聞かないなどとして、長女の頭を平手で殴打。さらに祐希容疑者が布団の上にたたきつけるなどし、急性硬膜下血腫などのけがを負わせた疑いがある。長女は病院のICU(集中治療室)に入り、意識がないという。同日夜、2人が119番通報し、病院に搬送。病院が虐待の疑いがあると県警に通報した。

 坂出市によると、市民から7月、「虐待の疑いがある」と通報があり、職員が家庭を訪問。事件直前の9月中旬ごろまで訪問を続け、沙織容疑者と長女とは5回にわたり面談を繰り返していた。長女の体に傷など虐待の兆候はなかったという。

 市は、面談の結果などから緊急性は高くないと判断。児童相談所や県警に報告していなかったという。担当者は「十分に家庭と接触してきたつもりだが、結果として事件は防げなかった。対応については検証をしたい」と話した。