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 練習中は必ず締める白いはちまきには、「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」の文字がおどる。優れた人が多く出て立派な成果を上げる――といった意味を部に重ね合わせて、願を掛けている。夏休み前に始め、3カ月分の汗と努力がにじむ。

 全国大会で金賞を一つ獲得することをめざし、「全国1金」を合言葉に練習を積んできた。ただ、出場メンバー確保のため春に入部した1年生を鍛える必要があったり、近づく高校受験など部活以外のことで気が散った雰囲気が漂ったりと、課題は多かった。大森愛奈部長(3年)は「だからか、結果発表の時は涙してしまいました」。客席で、苦労をともにした部員が大喜びする姿が目に飛び込んできた。

 自由曲の「永劫(えいごう)の翼」(八木沢教司作曲)は、「左手の法則」や真空管などを編み出した物理学者フレミングをテーマにした曲。沢矢康宏顧問(60)は「何かに集中し続けた時間はいずれ宝物になる。研究し続けたフレミングの生涯と生徒たちを重ね合わせて演奏したい」と語る。(横川結香)

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