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 群馬県立がんセンター(太田市)が、遺伝子を解析することで抗がん剤治療を行う「がんゲノム医療連携病院」に厚生労働省から指定された。指定は1日付。

 がんゲノム医療は、患者の遺伝子を調べ、最適な薬や治療法を選択する医療。これまで適合する抗がん剤がないとされてきた患者にも、有効な抗がん剤が見つかることが期待される。

 今年4月、全国で100病院が連携病院に指定されたが、県内ではこれまで指定された病院がなかった。県立がんセンターは連携病院への指定に向け、検体を採取するための施設整備や職員の技術向上、カウンセリング体制の充実を図ってきた。

 今後、県立がんセンターでは、全国で11ある「がんゲノム医療中核拠点病院」の一つ、国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)と連携してがんゲノム医療に取り組む。同病院で、遺伝子解析や治療方針を決め、県立がんセンターで検体の採取や患者への結果の説明、カウンセリング、治療を行う。群馬大学病院から月数回程度、臨床遺伝専門医の派遣も受ける。自由診療のため、遺伝子の解析だけで40万円程度かかる見通し。同センターは「年内にも治療をスタートしたい」としている。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(篠原あゆみ)