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 材料科学を専門とする唯一の国立研究機関の「物質・材料研究機構」(つくば市)が19日、学生向けに研究室を公開する。毎年開くイベントだが、材料科学を担う若手研究者が減っていることから、今年は初めて多くの研究室が実験付きの講義をし、最新成果を分かりやすく説明する。

 「ビーカーの表面をよく見ていてください。中に入った塩水から湯気が出てきます」。同機構ナノ光制御グループの石井智主任研究員が、塩水入りのビーカーに太陽光と同じ光を当てると、すぐに白い湯気が上り始めた。ただ、塩水は常温で、沸騰しているわけではない。「実は、塩水に浮かべた窒化チタンのナノ粒子の仕業なんです」

 ナノとは「10億分の1」を意味する極小単位。1辺50ナノメートルという髪の毛の直径よりも小さな立方体の粒になった窒化チタンを含ませた綿が、塩水表面に浮かべてある。この粒子が太陽光を効率的に熱に変換し、ビーカー全体は常温でも、粒子周辺は高温になる。

 窒化チタンがナノ構造になった…

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