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 「試行錯誤しながら走ってきて、これからはどう具体化していくかだと思います」。落語家の露(つゆ)の紫(むらさき)が入門から10年を迎えた。24日、大阪・天満天神繁昌亭で初の独演会を開く。

 愛媛県出身。司会業をしていた2008年、話術の上達のためにと繁昌亭であった落語家入門講座を受講したところ、落語の魅力にはまった。遅まきながら34歳でプロの噺家(はなしか)になった。

 「今思えば怖いもの知らずでした」。長く男がやる芸だった落語は、男目線の噺が多い。女が演じる落語がどうしたら広く受け入れられるか、今も「突破口」を探し続けているという。

 新たなスタートと位置づける独演会では、トリで「中村仲蔵」という歌舞伎役者の噺を口演する。「男の世界の噺ですが、そこに自分の色をつけていく作業にやりがいを感じ、自分の新たな一面を見た気がした。素直に演じたい」。午後6時半開演。前売り2500円。むらさき噺旅実行委員(06・6105・3217)。(深松真司)