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 軟式野球のゴム製ボールが誕生して、今年で100年を迎えた。その公認球が13年ぶりに一新される。新規格で「飛ぶボール」に改め、硬式球に近い感覚でプレーできるという。ただ、軟式野球の現場では、新たな経済的負担につながることを懸念する声もある。

 軟式野球のボールは1918年、子どもが安全に楽しめる環境を整えようと、京都市で文房具商を営んでいた鈴鹿栄氏(1888~1957)が中心となって原型を開発した。

 20年後には初代の公認球が誕生。全日本軟式野球連盟(全軟連)が主催する大会などで使われ、新しいボールで7代目になる。球界の発展に寄与したとして、鈴鹿氏は2003年に野球殿堂入りしている。

 今回の規格変更で、公認球は3種類から2種類に統合される。一般向けのA号と中学生のB号は「M(メジャー)号」に、小学生用のC号は「J(ジュニア)号」になる。M号は昨年末に発売され、公式戦で使われている。J号は11月初めには店頭に並ぶ予定だ。

 新しいボールは従来通り中は空洞だが、デザインだけでなく大きさや重さも変わった。中学生にとってM号は約3グラム重くなり、J号は約1グラム重くなった。サイズも含めて大幅に規格が変わるのは67年ぶりだ。全軟連の宗像豊巳・専務理事(67)は「1ミリ、1グラムでも変われば影響は大きい。今回は大改革と言える」。

 宗像さんは「中学生を対象に考慮した」と話す。子どもの体格の変化に対応するためと、高校から硬式野球へスムーズに移行してもらうことが主な狙いだ。

 文部科学省によると、17年度…

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