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 1910~11年の「大逆事件」で犠牲になった社会主義者らの顕彰活動をしている全国のグループが集まる「第4回大逆事件サミット」(連絡会議主催、代表=山泉進・明治大学名誉教授)が6日、和歌山県新宮市福祉センターで始まった。約250人の参加者は、歌人・詩人の石川啄木(1886~1912)が事件へ向けた「執念」を学び、顕彰の思いを新たにした。

 基調講演のテーマは「石川啄木と大逆事件」。国際啄木学会理事の伊藤和則さん(70)は、東京朝日新聞に勤めていた啄木が大逆事件を知り、借金をしてまで社会主義の本を買いあさったこと、裁判の記録を短期間に書き写したこと、「秋の風我等明治の青年の危機をかなしむ顔なでゝ吹く」といった短歌や詩を残したことを紹介。「27年の生涯で大逆事件に興味を持ったのは晩年の22カ月。後世のためにと短期間で執念をもって研究し、記録、作品を残した」と評した。

 そして啄木が知人宛ての書簡で「その性質に於(おい)て騒乱罪であり、然(しか)もそれが意思の発動だけで予備行為に入ってゐないから、まだ犯罪を構成してゐない(略)何等(なんら)正確なる連絡の証拠がない」と書くなど、卓越した事件認識を持っていたことも明らかにした。

 サミットでは、高知、福岡、大…

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