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 紛争下の性暴力をなくすため、医師として被害者を治療してきたデニ・ムクウェゲさん。国際社会に訴え続けたその勇気ある行動が、ノーベル平和賞という栄誉に輝いた。アフリカや中東などの紛争地で今も絶えない、性被害の実態に光があたり始めた結果ともいえる。

これまでに4万人以上を受け入れ

 アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)は、東部を中心に内戦や武装勢力の乱立により、女性のレイプ被害が相次ぐ。婦人科医のデニ・ムクウェゲさん(63)は20年近くにわたり、被害女性らの治療や支援を続けてきた。

 授与発表の5日は朝から患者の手術をし、終了後に職員から受賞を伝えられた。患者や職員、駆けつけた近隣住民らと抱き合って喜びを分かち合い、「被害女性が世界に認識されるきっかけになって欲しい。世界から性暴力をなくすべきだ」と語った。

 牧師だった父が病気の子に寄り添う姿を見て、医師を志した。1990年代に政府と反政府勢力による大規模な内戦が起き、戦闘員らにレイプされた女性が急増した。被害女性を救おうと99年にパンジ病院(約450床)を開き、女性たちの住居として、4万人以上を受け入れてきた。

 病院の周辺地域は武装勢力が乱立し、今も武力衝突が続く。司法制度や治安機関も十分に機能しておらず、犯人が検挙されるのはまれだ。自身もたびたび襲撃や脅迫を受けてきた。

 それでも支援を続けるのは「レ…

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