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 絵本作家、山福朱実さん(55)=北九州市=の「絵本原画と挿絵の版画展」が福岡県直方市の直方歳時館で開かれている。2016年に再出版された作家の故石牟礼道子さんの童話「水はみどろの宮」の挿絵を中心に約50点が展示されている。

 版画展は、食や芸術を楽しんでもらおうと直方歳時館が初めて企画した「Cafe 三太郎」の催しの一つ。「三太郎」は、もともと施設を邸宅としていた明治・大正期の炭鉱主、堀三太郎の名前からとった。

 会場にはほかに、山福さんの絵本「ヤマネコ毛布」や「地球と宇宙のおはなし」の挿絵に使った作品、記録作家、上野英信さん(1923~87)の「眉屋私記」の表紙の装画など、木版画や紙版画が並ぶ。

 14日の最終日は午後3時から、山福さんによる「水はみどろの宮」の朗読ライブもある。山福さんは「石牟礼さんが亡くなられ、今年いっぱいは追悼の気持ちで活動しています。作品に使われた版画をぜひ見に来てほしい」と話している。

 版画展と朗読ライブはともに無料。作品の販売もしている。問い合わせは直方歳時館(0949・25・2008)へ。(小田健司)