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 サッカーJ1の清水エスパルスとジュビロ磐田が対戦する伝統の「静岡ダービー」が7日、清水のホームのIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)であり、1万9159人のサポーターで埋め尽くされた。序盤から勢いに乗った清水が5―1と磐田に大差をつけて勝利。勝ち点3を得た清水は残留に近づいた一方で、磐田は降格争いが現実味を帯びてきた。

 昨年のダービーは磐田が2連勝、今年春は0対0だったが、今回は清水が積極的な攻撃を見せた。開始1分、持ち味のショートカウンターで清水のFW北川航也が先制ゴールを決めると、清水サポーターは一気に沸き立った。38分にはFWドウグラスが左足で決め、後半も清水の2トップがさらに1点ずつ追加。後半終了間際でピッチに立ったMF村田和哉もアディショナルタイムにだめ押しの1点を決めた。昨秋の敗戦で涙を見せた北川は「悔しい思いをのせた一戦。積み上げてきたものがあるからこその結果」とこの1年での成長を感じていた。

 前半は、試合後に名波浩監督が「ふがいない内容だった」と語るほどだった磐田も、後半6分、MF田口泰士の反撃で1点差に。その後も司令塔のMF中村俊輔を起点にサイドを使って仕掛けたが決定機をつくり出すことができなかった。

 試合後に名波監督は「技術うんぬんよりも、力業で持って行かれた。清水のようにゴールに向かっていく選手がいなかった」と厳しい表情で語った。(宮廻潤子)