[PR]

 国際刑事警察機構(ICPO、本部・仏リヨン)で初の中国人トップとなった孟宏偉総裁(64)が中国に向かった後に行方不明になっている問題で、中国国家監察委員会は7日深夜、孟氏を調査していると発表した。香港メディアによると、かつて汚職で失脚した中国の元最高指導部メンバー、周永康(チョウヨンカン)受刑者(収賄罪で無期懲役)との関連で調査を受けているとの見方も浮上している。

 孟氏は、周氏が公安相を務めていた2004年に公安省次官に昇進。16年にICPOの総裁に選出後も兼務していた。

 周氏は胡錦濤(フーチンタオ)前政権で公安部門を取り仕切る共産党中央政法委員会書記に登りつめたが、習近平(シーチンピン)政権になって汚職で失脚。周氏は江沢民(チアンツォーミン)元総書記に近かったとされ、背景に政治闘争があったとの見方も根強い。

 香港紙・星島日報は孟氏が周氏の「側近の一人だった」と指摘。周氏の事件に関連して調査を受けているとの見方を伝えた。孟氏は昨年末、ほかに兼務していた中国海警局長などの職を解かれ、今年4月には公安省内の党の役職も外れた。

 香港メディアなどは孟氏が9月29日にフランスから中国に向かい、北京に到着直後、当局に拘束されたと伝えていた。(北京=延与光貞)

こんなニュースも