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 来春の選抜大会の出場権をかけた第71回秋季関東地区高校野球大会が20日から、山梨県で行われる。栃木県勢からは秋の県大会を優勝し、2014年以来の選抜出場を目指す佐野日大と、準優勝で2年ぶりの選抜出場を狙う作新学院が出場する。

 佐野日大の5年ぶり6回目となる秋の県大会優勝の立役者は、計31回を投げたエースの松倉亮太投手だ。変化球を自由自在に操り、決勝の作新学院戦では粘り強く低めを突く投球で7安打1失点と要所を締め、夏の覇者の勢いを止めた。

 打線は中軸が力強い。中でも4番の橋浦大知選手は打率4割7分1厘、8打点と好調だった。3番の清水大河選手も打率3割3分3厘。宇都宮白楊戦では初回に適時三塁打を放ち、勝負強さを発揮した。5番の松本翔大選手も4安打のうち3長打と貢献した。

 佐野日大は1989年、平成初の大会となった夏の甲子園に出場している。当時のエースだった麦倉洋一監督が率いるチームが県大会の勢いのまま、平成最後となる来春の甲子園出場を果たせるか注目が集まる。

 作新学院は決勝で佐野日大に敗れたものの、2年連続の準優勝で、3年連続24回目の関東大会出場を果たした。この夏の甲子園を経験したメンバーもベンチに多く残り、安定した強さを見せた。

 打線は石井巧主将、松尾翼選手、横山陽樹選手、坂主清選手の4人が引っ張った。特に坂主選手は打率4割6分2厘と活躍。4人の合計安打数が、チーム全体の約半数を占めた。ただ、決勝では佐野日大を上回る8安打を放って何度も得点機を作ったが、あと1本が出ない課題も浮かび上がった。

 投手陣は選手がそろっている。今夏の甲子園のマウンドに立ったエースの林勇成投手は、大舞台での経験を生かして強気に内角を攻める。準決勝の文星芸大付戦では好調な相手打線を完封した。他にも、宇賀神暁投手や小野寺颯太投手のさらなる成長にも期待がかかる。

 関東大会は20日から山梨県で始まり、決勝は28日の予定。大会の成績は来春の選抜大会の選考材料となる。(宮田真衣)

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