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 韓国・釜山で開催中の釜山国際映画祭の執行委員長は7日、審査員として5日の記者会見に出た俳優の國村隼さんに対し、会見で旭日(きょくじつ)旗を巡る質問などが出て迷惑をかけたとして、謝罪した。旭日旗を巡っては、済州島(チェジュド)での国際観艦式で韓国側から旗を掲げないよう求められた海上自衛隊が護衛艦の派遣を中止。旗を巡る國村さんの発言がネット上で話題になっていた。

 韓国メディアによれば、國村さんは5日にあった会見で、旭日旗に反対する韓国世論に理解を示す発言をしたという。多数の韓国メディアがその発言を報道。ネット上では國村さんに感謝する一方で、批判の対象になることを心配したり、俳優に政治的な質問をした記者を批判したりする内容も多数投稿されている。

 映画祭の執行委員長は7日付の声明で「敏感な韓日問題の質問で、様々な誤解や臆測を呼んでいる」と説明。「数十時間の討論が必要な問題について、短い問答で十分に意味を伝えるのは難しい」とし、國村さんを十分守れなかったとして謝罪した。

 また、映画祭の事務局によると、國村さんは「人々は今起きている葛藤や苦痛の中で生きるよりも、明るい未来の希望や温かい過去の記憶が必要だ。なぜ、このように厳しい状況になっているのか知りたいから、多くの映画が作られているのではないか」などとするコメントを発表した。(ソウル=牧野愛博)