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聖ウルスラ学院英智高校(上)

日々感謝 己に勝つ 執念

 仙台市にあるキリスト教系の聖ウルスラ学院英智高校。吹奏楽部は2011年に全日本吹奏楽コンクール全国大会に初出場し、創部30周年に当たる今年、4回目の出場を決めた。今年度は付属中学の5人も含め、143人で活動している。

 指導に当たるのは及川博暁(ひろあき)。12年前にウルスラにやってきた。及川は数学科の教員で、論理的に構築された現代音楽をこよなく愛している。今年の吹奏楽コンクールでは課題曲はV《エレウシスの祭儀》(咲間貴裕)、自由曲は三善晃の《「夏の散乱」~現(うつつ)よ 明るい私の塋(はか)よ(宗左近)~》を選んだ。《夏の散乱》は広島・長崎への原爆投下をモチーフにした鎮魂の音楽だ。

     ♪

 及川が部長の役割を託したのは、たまたま自らと同じ名字を持つ及川ひなただ。3年生のアルトサックス担当で、同級生からは名前をひっくり返して「タナヒー」と呼ばれている。明朗な性格で、部員たちの信頼は厚い。

 タナヒーは小学4年生のときに吹奏楽を始めた。中学は吹奏楽コンクール全国大会に出場したことのある強豪校で吹奏楽に打ち込んだが、高校で続けるつもりはなかった。しかし、中学3年の吹奏楽コンクールが県大会で終わってしまったことで、考えが変わった。

 「ここで吹奏楽をやめてしまっていいのかな」

 頭に浮かんだのは、合同練習を…

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