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 安倍晋三首相は8日、首相官邸でベトナム、カンボジア、ラオス、タイの4カ国首脳と相次いで会談し、二国間関係の強化を確認した。9日に東京で開かれる日本と東南アジアのメコン地域5カ国による日メコン首脳会議を前に会談した。残るミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問とは9日に意見交換する。

 ベトナムのフック首相との会談では、米国を除く環太平洋経済連携協定(TPP11)などを通じた自由貿易の推進を確認。カンボジアのフン・セン首相とは、民主主義の発展を目指すため、カンボジアの若手政治家や選挙管理委員会幹部、司法関係者らを日本に招くことで合意した。

 ラオスのトンルン首相とは、同国の不発弾を取り除くため、日本が9億円の無償の資金協力を行うことで一致。タイのプラユット首相とは、人材育成分野での協力を確認した。

 日メコン首脳会議は2009年に始まり、今回で10回目。3年ごとに東京で開き、向こう3年間の協力方針を発表する。安倍政権の外交方針「自由で開かれたインド太平洋戦略」での協力や人材育成、貧困支援などを打ち出す方針だ。(鬼原民幸)