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 秋季近畿地区高校野球大会県2次予選(県高野連主催)の決勝と3位決定戦が9日、紀三井寺公園野球場であった。決勝では智弁和歌山が市和歌山を9―6で破り、2年連続15回目の優勝を果たした。3位決定戦では南部が田辺に8―6で勝った。上位3校の智弁和歌山、市和歌山、南部は、ほっともっとフィールド神戸(神戸市)で20日に開幕する近畿大会に出場する。(成田愛恵、下地達也)

「次も全力で」智弁和歌山・東妻君

 試合を決めたのは主砲の本塁打だった。1点を追う七回1死一塁、低めの直球をはじき返すと、ぐんぐんと伸びた打球は左翼フェンスを越え逆転の一打に。智弁和歌山の4番で捕手の東妻純平君(2年)はガッツポーズをしてダイヤモンドを一周した。

 「うしろにつなごう」との意識で打席に立った。市和歌山の投手の奴田宗也君(1年)は夏の和歌山大会決勝でも戦った相手。スライダーが良いと研究し、直球を待っていた。新チームの4番を背負い、夏以降、守備の間を抜ける強い打球が長打になるよう素振りを増やすなどした成果が表れた。中谷仁監督(39)は「物足りないけど自分の配球ミスを取り返そうという気持ちが見えた」と4番の気迫に期待する。

 本塁を踏んでも笑顔はなかった。近畿大会に向け、「一戦一戦、全力で戦います」と口元を引き締めた。

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