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 ユニーが愛知県稲沢市に置いていた本社を、25年ぶりに名古屋駅近くに戻した。東京との距離を縮め、経営統合したファミリーマートや、連携を深めるドンキホーテホールディングスとの結びつきを強化する。

 660人が働く新本社は名駅南側に昨年開業した「ささしまライブ24」の複合商業施設グローバルゲートに構えた。ビルの6フロアに計7500平方メートルを借りる。9日には新本社での業務が始まり、固定席を設けないフロアの様子などが報道公開された。

 移転のねらいは東名間のアクセス改善だ。ユニーが本社を名駅地区から配送センターがあった稲沢市内に移したのは、1993年。コスト削減策の一環だった。ただ、2016年に池袋(東京都豊島区)が拠点のファミリーマートと経営統合して以降は、両本社の行き来に3時間前後かかってしまうことが悩みとなっていた。

 来年2月にはファミマの本社が両社の持ち株会社とともに品川駅に近い田町(東京都港区)に移り、移動にかかる時間は2時間ほどに短縮される見通しだ。9日に記者会見したユニーの佐古則男社長は「駅周りで採用活動もしやすくなる。『こういう会社で働いてみたい』という職場を提供し、将来の人材を集めたい」と話した。