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 西日本豪雨の被災地で、秋祭りを縮小する動きがある。犠牲者らへの配慮に加え、神社そのものや祭りを支える氏子の総代らが被災し、祭りが立ち行かなくなった地域もある。12人が犠牲となった広島県呉市天応地区の田中八幡神社でも「頂載(ちょうさい)」と呼ぶだんじりや俵の奉納などをやめ、復興祈願祭の名で神事だけを執り行った。

 7日、田中八幡神社に総代や自治会長ら約40人が集まった。毎年10月の第1日曜と決められた例大祭の日だが、例年のような、藍色の幟(のぼり)が立つ境内で鬼がみこしを先導し、頂載が練り歩く姿はなかった。

 神社では、犠牲者を悼む黙禱(もくとう)の後、神事が進められた。「一日も早く元の生活を取り戻してほしいと復興祈願祭を行いました。道のりはまだ遠いが、皆で協力して参りましょう」。宮司の飯田康子さん(55)があいさつすると、「頑張ろう」という声が上がった。

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