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 井山裕太名人(29)に張栩(ちょうう)九段(38)が挑戦する第43期囲碁名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)の第4局は10日、兵庫県宝塚市の「宝塚ホテル」で始まる。ここまで名人の2勝1敗。名人が防衛まであと1勝と迫るか。第3局でほぼ5年ぶりに名人に勝った挑戦者がタイに戻すか。シリーズは中盤のヤマ場に差しかかっている。

 宝塚ホテルは名人戦の関西対局で定番の会場。9日夕に開かれた前夜祭には100人が出席した。

 張挑戦者は「第3局で久しぶりに井山さんに勝てて元気が出てきた。内容は徐々によくなっており、明日もいい碁を見せられる予感がする。2勝2敗になった方が絶対におもしろいでしょ」と会場を沸かせた。井山名人は「地元の関西で知った顔の方にもたくさん来ていただき、大きなパワーをもらった。ベストを尽くし、少しでも恩返ししたい」と決意表明した。

 第4局は10日午前9時から、挑戦者の先番で始まる。持ち時間各8時間の2日制で、11日夜までに決着する。立会人は坂口隆三九段。(大出公二)

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 対局の模様は朝日新聞デジタル(http://www.asahi.com/igo/)で随時お伝えします。新聞解説の坂井秀至(ひでゆき)八段による最先端のAI(人工知能)を駆使した動画解説、記者が検討室などの様子をお伝えする「突撃リポート」など、様々な角度からお伝えします。

 また、対局会場では10日午後2時から日本棋院関西総本部棋士会による指導碁(参加費2千円)が開かれます。当日受付の先着順で定員は70人。同日午後5時からミニ大盤解説会(無料)もある。大盤解説会は11日午後2時から、宝塚ホテル西館ロビー階「すみれの間」で行われる。解説は山田規三生九段、聞き手は佃亜紀子五段で入場料千円。事前申し込み不要で定員150人の先着順。

 大盤解説会は同日午後5時から大阪市北区角田町、阪急ファイブアネックスビル6階の日本棋院梅田囲碁サロン(06・6364・5841)でも開催。解説は倉橋正行九段、聞き手は多冨佳絵三段。入場料は千円。記念品が当たる抽選会なども実施する。