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 世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産で国の史跡に指定されている長崎市の端島(軍艦島)の見学通路などが台風25号の影響で損壊し、市は7日から一般客の上陸を禁止した。市が7日に被害を確認し、9日に発表した。

 市によると、風と波の影響で、見学通路に石やがれきが押し流されて柵が折れ曲がり、桟橋のコンクリート部分が一部損壊する被害が出たという。被害の範囲などからみて、2009年に通路などが供用開始されて以降、最大の損害とみられる。護岸やれんが造りの建物など、世界遺産の価値につながるものへの影響はないという。

 島には17年度に約30万人の観光客が訪れた。復旧の見込みは未定で、島の周りを船から見学することはできるが、上陸ツアーは禁止されている。(田中瞳子)