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 東京証券取引所で9日、売買システムに障害が起きた。売買停止にはならなかったが、大手証券会社などで一時注文受け付けができなくなり、顧客に影響が出た。東証ではかつてシステム障害が相次ぎ、対策を打ったはずだったが、再び想定外のトラブルに見舞われ、新たな対策を迫られる。

 東証を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)によると、午前7時32分ごろ、非公表の証券会社1社から通常の1千倍近い量の電文が数十秒間にわたり東証の売買システムに送られた。このシステムは、証券各社からの注文データを4回線で受け取る仕組み。負荷を均等にするため、毎朝証券会社は動作確認の電文を送る。だが問題の電文は証券会社の設定ミスでデータ量が異常に多かった。

 東証では2005年のみずほ証券の誤発注トラブルなどを教訓に、異常な注文を止める仕組みがある。しかし動作確認の電文の異常は想定外で、大量のデータを受信したため四つあるサーバーの一つが使えなくなった。

 誤算は続く。東証は一部のサーバーが使えない事態に備え、証券会社に複数のサーバーへ接続できる態勢をとるよう仕様書で求めていた。今回の事態を受け、東証は午前8時過ぎ、各社にダウンしたサーバー以外への切り替えを通知した。

 しかし、一部の会社は切り替えがうまくいかなかった。野村証券は顧客の売買注文の一部を東証のシステムに渡せず、注文が滞留。昼に一時、顧客の受注を止め、サーバーの切り替えを完了して午後から通常の取引に戻した。みずほ証券もサーバーを切り替えて、午前中は止めたネット受注を午後に再開した。

 SMBC日興証券は一時、ネッ…

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