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 南海トラフ巨大地震の発生メカニズムの解明を目指し、海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が10日、静岡市の清水港を出港した。紀伊半島沖で約半年間、活動し、巨大地震の発生域となるプレート境界断層などを調査する。

 ちきゅうは全長210メートルで、海底下を掘削するパイプを支えるやぐらは、船底からの高さが130メートルに達する。同機構によると、深い水深から更に深く掘ることができる世界唯一の研究船。今回の航海では海面下7千メートルにあるプレート境界断層を初めて掘削する。

 巨大地震発生域にある石などの試料を取り出すことができれば世界初といい、現在どれだけの力が加わっていて、さらにどれだけの力を加えたら地震が起きるのかの解明を目指す。巨大地震の発生に関わっているのではないかと近年指摘されている「スロー地震」の詳細を調べることも目標の一つという。

 南海トラフ巨大地震は30年以…

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