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 神奈川県横須賀市議会は9日、がんの早期発見や患者と家族への支援を定めた、議員提案の「横須賀市がん克服条例」案を全会一致で可決した。市は条例成立を受け、来年度から中学2年生を対象に、胃がん予防のピロリ菌チェックを行う方針を明らかにした。

 条例制定をめぐり議会側は、早期予防が可能とされる胃がんの対策に着目。市内在住の中学2年生を対象に、毎年ピロリ菌チェックを行えば、若年層を網羅的に検査できると提言した。

 検査や感染していた場合の除菌には、年間で約1千万円かかると見込まれる。上地克明市長は「できればすべて公費でまかないたい」と述べ、来年度からの実施を検討すると述べた。

 条例案は議会側の政策提案として、昨年から議論を重ねてきた。がんの早期発見や治療、患者や家族への支援、在宅医療や緩和ケアの充実を盛り込んでいる。

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(太田泉生)