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 国の許可を得ずに作業員を建設会社に派遣したとして、指定暴力団極東会系組長らが職業安定法違反の疑いで警視庁に逮捕された。警視庁は東京五輪・パラリンピック関連工事などに伴う人手不足を背景に有力な資金源になっていたとみて調べる。雇われた労働者は日当から一部を「ピンハネ」されていたとされる。「ここでやるしか……」。雇われていた労働者たちは、そんな思いを語った。

 東京都新宿区の西戸山公園。9月の早朝、頭にタオルを巻いたり古びたリュックを背負ったりした中年から初老の男性十数人が集まっていた。

 談笑もせずにその場に座っていたが、公園前にワンボックス車が止まると全員が注目した。「今日は荒川か」「この現場は弁当もつくよね」。車から降りてきたジャージー姿の男から紙を受け取った男性たちは、それぞれ散っていった。

 公園を訪れたホームレスの男性(62)によると「だいたい1日1万円」。「手配師」へ仕事を申し込み、指定された工事現場などで夜まで働き、日当を手渡しされる。本名を名乗る必要はなかった。

 別の50代の男性はホームレスだったが、現在は公園近くの「寮」に住む。労働者の中には手配師らが用意したアパートで生活している人もいて、日当の約6割を天引きされているという。「身分証がなければ家も仕事も持てない。安い給料でもここでやるしかない」

 捜査関係者によると、逮捕され…

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