もうすぐ10月22日。この日は京都三大祭りの一つ、「時代祭」が開催されます。桓武天皇が長岡京から平安京に都を移した日が10月22日、それにちなんだものとのこと。

 恐らく来年は、平成が終わり、天皇の存在を身近に感じるニュースが多くなることでしょう。それとともに明治時代に制定された「一世一元の制」による元号の改正、どんな元号になるのか?と興味がわきます。

 元号は、明治まではコロコロと変わっていました。日本史を学んだ学生時代、多くの元号を試験の時に覚えたり、忘れたり……でしたよね。一つの元号が続いた年数の平均は5年程度と聞いたことがあります。

 そして元号は中国の古典から考案されていて漢字2文字。元号から歴史をひもとくと、出来事、事件、願い希望、困難や悲しみからのリセットが込められていることが分かります。

 元号の全てを紹介できないので、今回は、その元号が、そのままお寺の名になっている「元号寺」の四つを観光的な視点で旅してみます。

紅葉がスタートする霊山へ

 冒頭で桓武天皇が都を現在の京都に移した年、「794(なくよ)ウグイス平安京♪」と試験の時に覚えた方も多いことと思います。

 この794年の元号は延暦13年。延暦の時代は782年~806年と約24年間続きます。まずは、その「延暦」から。

 世界遺産の一つでもある比叡山「延暦寺」は、最澄が開いた天台宗の寺院。山中の三つのエリアを中心に諸堂が立ち並んでいます。

 標高が高いだけに市内中心部よりも紅葉が早く始まりますので、これからの時期~11月上旬に訪れてください。

 寺の中心である根本中堂は現在、平成の大修理中ではありますが、工事の様子を間近で見学できる「修学ステージ」を設置しているとのこと。

 根本中堂以外もたくさんお堂があるので、お参りざんまいです。知恵を授かる文殊楼、金運が上がる大黒様、おみくじの発祥地などなど。山全体がお寺なので、きちんと巡礼すれば丸一日、もしくはそれ以上かかるほどの規模です。

 所要時間がかかるので当然、おなかがすきます。おススメは琵琶湖を見下ろせるロケーションの延暦寺会館の精進料理、そして小腹がすいたら「うどん」などの軽食がいただける場所もあるので、1日かけてお参りを。

 「元号」に話に戻すと、延暦の時代は、長岡京、平安京の2度の遷都や東寺・西寺(現存しない)の創建、坂上田村麻呂の蝦夷征伐、最澄・空海の登場、そんな時代でありました。

 桓武天皇の崩御と共に延暦の時代も終焉。延暦寺に行くと、平安時代の始まりを感じることが出来ます。

■この秋、必見!372年間、非…

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