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 遺伝情報を改変するゲノム編集技術を使い、病気を治療しようという研究が国内でも盛んになってきた。遺伝病の原因遺伝子を修復したり、がんの治療にいかしたり。そんな期待の一方で、意図しない遺伝子の改変を起こし、健康被害につながるという懸念もある。リスクを減らすため編集技術を改良する動きも出ている。

 ゲノム編集を医療に応用する研究は日本でも進みつつある。自治医科大の大森司教授(血栓止血学)は、ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」を使い、血が止まりにくい「血友病」の治療法開発に取り組む。

 血友病は遺伝子異常が起こす病気。肝臓で作られる血を固める成分が不足するため、出血すると止まりにくい。国内に約6千人の患者がいるとされ、血液凝固因子製剤を毎週1~3回注射しなくてはいけない。

 大森さんがめざすのは、ゲノム…

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