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 夏目漱石(1867~1916)がロンドンで購入し、本人自身が書き込みをした跡のある洋書が新たに2冊見つかった。ロンドン時代の漱石の興味の足跡がわかる貴重な資料だ。

 見つかったのはH・ワース著「On Agnosticism(不可知論について)」と、S・レイン著「Modern Science and Modern Thought(現代科学と現代思想)」の2冊。

 1冊は科学者ハクスリーが提唱した「不可知論」(物事の本質を認識することは不可能という哲学的見方)に関するもの。その頃のロンドンでは、キリスト教的な認識と科学的な認識についての論争が盛んだった。もう1冊は空間や時間を科学的に考察したもので、「impressions(印象)」の語に下線がある。「What」「Why」などと漱石が英語で書き込んでいるところもある。漱石の蔵書は死後、戦災を恐れた弟子の小宮豊隆が勤務先の東北大学に疎開させた縁で、ほとんどが東北大学漱石文庫に収められているが、この本の存在は知られていなかった。

 調査して新発見と特定した中島…

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