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 「笑顔でいれば、いつか良いことが起こる」と語る国家元首がいる。エクアドルのレニン・モレノ大統領(65)。下半身不随で移動に車いすを使う「車いすの大統領」として知られる。銃撃され、両足の自由を失って絶望のふちにいたとき、「笑顔の力」に目覚めて政治家を志した。9月上旬の日本訪問に際し、朝日新聞の書面インタビューに応じ、障害者支援などについて語った。

 9月6日、都内のホテル。日本とエクアドルの外交関係樹立100周年を記念する式典で、大統領として初来日したモレノさんは車いすでスロープから登壇し、演説した。演説後は参加者からの握手攻めに笑顔で応じた。

強盗に襲われ、人生が暗転したその時

 モレノさんの人生が暗転したのは1998年のことだった。パン屋に買い物に行った帰り道で、2人組の強盗に襲われた。至近距離から背中を銃撃されて脊髄(せきずい)を損傷し、両足の自由を失った。モレノさんは当時を「手術の連続で悲劇のまっただ中にいた。毎日が苦しみだった」と振り返る。

 人生に絶望し、ふさぎ込むモレノさんを励まそうと、友人や家族が次々に見舞いに訪れた。ある日、会話が弾んで冗談で5分ほど笑い続けた。その時、ふと気がついた。笑っている間は痛みが消えていた。

 「笑うことには痛みを鎮める効…

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