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 狂言師だって「映(ば)え」たい――! 京都の狂言大蔵流の茂山千五郎家が、写真や動画撮り放題のイベントを11月4日、京都市上京区の府民ホールアルティで開く。普段は「アカン」上演中の撮影も、この日ばかりは「いいね!」。役者の顔をアプリで加工するのも、SNSで投稿するのも自由だ。役者たちは「どういじっても大丈夫。どんどんSNSに投稿して」と口をそろえる。

 当日の演目はまだ決まっていないが、写真映えするものを2、3番上演し、舞台の両サイドには撮影用のフリースペースを設ける。このほか、約20人の役者たちと交流できるコーナーや、顔出しパネルの設置、ファンクラブ会員向けの装束の着付け体験(当日先着順)もある。

 狂言が日常の中で親しまれるようにと、「お豆腐狂言」を家訓にしている千五郎家。普段の“マジメ”な舞台とは異なり、当日は「お客さんがうまく撮れていないようだったら、見せ場もちゃんとやり直します」と宗彦。「役者たちも写真や動画で記録に残る狂言は、いつもよりちゃんとするし、世界中に発信してもらえるので、いつもよりちゃんとする」と張り切っている。

 当主の千五郎は「お客さんに見てもらうだけではなく、参加してもらう会にしたい」と話す。

 一般4千円、ファンクラブ会員3千円(当日入会可)。詳細は茂山狂言会ホームページ(http://kyotokyogen.com/別ウインドウで開きます)、問い合わせは事務局(075・221・8371)へ。(岡田慶子)