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 パリの都は美しい。地面さえ見なければ。犬のフン、たばこの吸い殻に紙くず、ありとあらゆるゴミが無造作に捨てられ、時にネズミの死骸も転がる。せっかくの美しい建築も、犬のフンを踏むまいと、見上げるいとまがない。

 捨てる人あれば拾う人あり。週末にゴミ掃除をする団体がパリにあると聞いて、参加してみた。日本が発祥の「グリーンバード」、パリチーム。世界各地でゴミ拾いをするNPOだ。パリに住む日本人ばかりかと思いきや、30人ほどの参加者の9割はフランス人。「日本は街にゴミ箱が少ないのにきれいで驚いたんだ」と話しながら、吸い殻などを拾う。

 ただし、パリジャンの奇異なまなざしにさらされた。「これから結婚式でもあるんですか」といぶかる女性もいれば、「おええっ」と不快感を示して去る女性も。ゴミをあさっていると見えるのか。道行く人々の視線がつらい。

 1時間後。ゴミ袋の山を前に参…

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