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 テロ組織支援などの罪に問われてトルコで長期拘束されていた米国のキリスト教福音派のアンドルー・ブランソン牧師が釈放されたのを受け、トランプ米大統領は12日、「我々が(ブランソン氏を)助け出した。長い時間、尽力してきた」と記者団に語った。ブランソン氏は帰国の途についたといい、13日にもホワイトハウスで面会するという。

 トランプ氏は「(ブランソン氏は)非常に苦しんだ。我々は多くの人に感謝している」とし、「非常に喜ばしい」と述べた。

 釈放を巡っては、米メディアが米―トルコ間で対トルコ経済制裁の緩和などを条件にした合意があったと伝えていた。だが、トランプ氏は「何の取引もない」とし、トルコ側に譲歩していない姿勢を強調した。

 福音派はトランプ氏の最大の支持基盤だ。トランプ政権は牧師を解放しないトルコに対し、閣僚への経済制裁や関税の引き上げで圧力を強化。さらなる追加制裁も示唆してきた。11月の中間選挙を目前に控える中での解放は、トランプ氏にとって、支持者に訴える成果となりそうだ。

 ブランソン氏は、トルコ政府が2016年に起きたクーデター未遂の「首謀者」とみている人物を信奉する組織を支援した罪などに問われた。トルコの裁判所は12日に禁錮刑の判決を言い渡したが、未決勾留日数を考慮して国外に出ることを認めた。(ワシントン=杉山正)