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 国内最大の産業別労働組合「UAゼンセン」(組合員178万人)から医薬品大手の9労組が脱退を表明した問題で、ゼンセンは11日、「大変残念な行動で、遺憾である」との談話を発表した。脱退届を受理せずに再考を促していく考えだが、9労組はすでに新たな産業別労組を立ち上げており、翻意させるのは難しそうだ。

 ゼンセンは繊維・流通・食品業界など様々な業界の2400以上の労組を束ねる。木暮弘書記長はこの日、会見を開き、「新組織の発足は医薬品関連労組の分断を助長する。産業を代表する機能を果たせない」と批判した。最大手の武田薬品工業の労組はゼンセンの医薬品部門のとりまとめ役で、会見に同席した篠原正人委員長はゼンセンを脱退しないと明言した。

 第一三共やアステラス製薬などの9労組は10日、ゼンセンを脱退し、医薬品業界の産別として独立して活動していくと宣言。他の3労組を含めた計12労組で新しい産業別労組「医薬化粧品産業労働組合連合会」(薬粧連合、組合員2万7千人)を発足させた。

 

<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>

http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(箱谷真司、土屋亮)