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 幕末の志士、高杉晋作が結成した「奇兵隊」の軌跡をたどる企画展が、下関市立東行記念館で開かれている。隊士らが残した遺品や書状など48点を展示。幕長戦争などで華々しく活躍した時代から、維新後に解体されるまでの6年余り。時代の変転に翻弄(ほんろう)された隊士たちの姿に焦点をあてた企画となっている。

 1863(文久3)年、長州藩は下関海峡で外国船を砲撃した攘夷(じょうい)戦で敗北。萩藩主・毛利敬親から下関防衛を命じられた高杉晋作は同年6月、下関の豪商白石正一郎宅で奇兵隊を結成した。隊士には下級武士のほか農民や町民など様々な身分の人たちが集まった。

 企画展では、奇兵隊を始めとした軍事組織10隊の隊員の名簿「諸隊惣人員帳」(慶応元年作成)を紹介している。奇兵隊は当時、308人の隊士を抱えていたことなどが記載されており、この時期の隊の編成を知ることが出来る。

 奇兵隊の行動規範を記した「諭…

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