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 中部空港(愛知県常滑市)に12日、新たな商業施設「フライト・オブ・ドリームズ」が開業した。中部地方は、航空部品を手がけるメーカーが数多く存在することもあって飛行機の展示施設が相次いで誕生している。

 フライト・オブ・ドリームズは午前10時に開業した。平日にもかかわらず約600人が列をなし、開業と同時に館内に向かった。吹き抜け中心部に長さ約60メートルのボーイング機「787」を展示。コックピットを忠実に再現し、操縦体験できるシミュレーターもある。この日は午後5時までに約6千人が入場。ボーイング創業地の米国シアトル風の料理を味わったり、アトラクションを楽しんだりした。

 787はボーイングの主力中型機で、機体の約35%にあたる部品が中部で生産されている。中部の航空機・部品の生産額は2017年、約8千億円で全国の過半を占める。地元に根付いた航空産業を多くの人に知ってもらおうと、体験型施設も拡充されている。

 昨秋、愛知県豊山町の県営名古屋空港内に「あいち航空ミュージアム」が開業。隣接地には、国産初のジェット旅客機MRJを扱う「MRJミュージアム」もできた。今春には岐阜県各務原市の「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」が改修を終え、展示面積を1・7倍に広げた。中部空港会社の友添雅直社長は「産業をより発展させるため、施設での体験を通じて多くの人に関心を持ってほしい」と話す。(友田雄大)