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 複数の医大で、女子の成績が不利になる得点操作が行われている疑いが持たれています。8月に明らかになった東京医大の入試不正問題をめぐっては、医療界からは「仕方がない」「必要悪」といった意見が出ています。現役の医大生は、この問題をどうとらえ、考えているのでしょうか。今年の全国医学生ゼミナール全国実行委員長で、宮崎大医学部5年の山下さくらさん(23)に聞きました。

 ――複数の医大で女子の合格者数を抑えるための得点操作が行われた疑いが持たれています。8月に東京医大の入試不正問題が明らかになったことを受け、全国医学生ゼミナール(医ゼミ)は今夏、「医学部女性受験生への差別問題に対するアピール文」を出しました。

 「医ゼミは毎夏、各地の医療系学生が数百人規模で集い、数日にわたり交流する学術企画です。入試不正問題は、青森で医ゼミが開かれる1週間前に発覚しました。準備のために医学生らが集まっていた時期で、新聞記事を読み、議論しました」

 「今年の医ゼミのテーマは医療者の労働環境。東京医大の入試不正問題は労働問題と密接に関わっています。アピール文では『出産・育児を女性だけの問題とする性差別の現状、出産・育児で離職せざるを得ない支援体制の不足、休暇取得により危機的状況になりうる脆弱(ぜいじゃく)な医師体制と絶対数不足など、医療現場の抱える複数の課題が顕在化しました』と書きました」

 「新聞記事を読み、意見を出し合った際、多くは『女性だから、と医師になる夢を制限されるのはおかしい』という意見でした。一方で『これは差別問題ではない』という声もありました。『募集要項に女性の点数を抑えることを書かなかった問題だ』『医療現場の事情を考えたらしょうがない』などです。最後は、賛成多数で採択しました」

 ――東京医大の入試不正問題を、自身はどう受け止めましたか?

 「恥ずかしいのですが、『これ…

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