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 急なけがで引退を余儀なくされた競走馬を引き取り、お年寄りや障害のある子どもたちにそれらの馬を活用した福祉プログラムを提供する施設が今冬、滋賀県栗東(りっとう)市にオープンする。目指すのは、引退馬を癒やし、人も癒やされる人と馬との共生だ。

 オープンするのは「TCC PARK RITTO」。引退馬のファンクラブの運営やホースセラピー事業を手がける「日本サラブレッドコミュニティクラブ」(栗東市)が約1・5億円で建設し、運営を手がける。

 特徴の一つは、全国初の引退馬の緊急避難所「ホースシェルター」。近くには日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニング・センターがある。急なけがなどで引退を余儀なくされ、行き先を失って「廃用」になる競走馬を救う施設になる予定だ。

 競走馬を管理する厩舎(きゅうしゃ)の馬房は限られるため、引退する競走馬は、数日後には厩舎から出されてしまうことが多い。農林水産省によると、2017年のサラブレッドの生産頭数は約7千頭。昨年、中央・地方競馬合わせて約5800頭が引退した。約1千頭は繁殖用、約2400頭が乗用に転用されたが、その他の行方は追い切れないという。

 「寿命を全うすれば30年ほど…

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