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 トルコで有罪判決を受けた後、釈放されたキリスト教福音派の米国人牧師、アンドルー・ブランソン氏が13日に米国に帰国し、ホワイトハウスでトランプ大統領と面会した。トランプ氏は「長い間(トルコと)懸命に交渉してきた」と成果を強調。来月の中間選挙を控え、最大の支持基盤とする同派の人たちに向け、成果をアピールした。

 トランプ氏は面会の冒頭、「トルコの刑務所を出て24時間でホワイトハウス。悪くないな」と述べた。ブランソン氏に「世界中の人々があなたのファンだ」とした上で、トルコのエルドアン大統領への感謝の言葉を繰り返した。

 ブランソン氏の拘束を巡って、米政府はトルコの閣僚に制裁を科すなど、関係が悪化した。トランプ氏は「非常に大きな一歩だ。(トルコと)すばらしい関係になるだろう。トルコについての気持ちは昨日と今日で全く違う」と語った。

 面会ではブランソン氏がトランプ氏の肩に手を置き、「神よ、トランプ大統領にこの国を正義に導く知恵を授けたまえ」などと祈りを捧げる一幕もあった。

 この日、ホワイトハウスの執務室には、ブランソン氏の家族のほか共和党の議員たちも駆けつけ、トランプ氏を称賛。トランプ氏はブランソン氏の妻に「(大統領選で)どちらに投票した?」と聞くなど選挙を意識した面会となった。

 ブランソン氏は、トルコ政府が2016年に起きたクーデター未遂で「首謀者」とみる人物を信奉する組織を支援した罪などに問われた。トルコの裁判所で12日に禁錮刑の判決を受けたが、未決勾留日数を考慮して国外に出ることを認められた。(ワシントン=杉山正)