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 台湾の陳建仁(チェンチエンレン)副総統がバチカンを訪問し、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王と14日に面会した。陳氏は、長年対立してきた中国とバチカンが9月に司教の任命権をめぐり「暫定合意」したことを念頭に、台湾との外交関係の維持を期待。台湾メディアによると、陳氏は法王の台湾訪問を要望したという。

 バチカンは欧州で唯一、台湾と外交関係がある。陳氏は熱心なカトリック教徒として知られ、同日に開かれた元法王パウロ6世の列聖式に、台湾側の特使として出席した。

 フランシスコ法王は先月、中国と、破門した司教を追認するなどの内容で「暫定合意」に署名したと発表。台湾が外交関係への影響を懸念していた。(ローマ=河原田慎一)