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 奈良市の西大寺で14日、「秋の大茶盛式(おおちゃもりしき)」が開かれた。境内にある光明殿の広間に集まった参加者は、直径35センチほどの大きな茶わんに入った茶を回し飲んだ。

 鎌倉時代に寺を再興した叡尊(えいそん)上人が、境内の神社に供えた茶の残りを参拝者に振る舞ったことが由来。参拝者はどんぶりや水がめなどを持ち寄ったとされ、大茶盛式でも大きな茶わんで茶が振る舞われている。

 金沢市立西南部小学校3年の角(かど)憲児君(9)は「茶わんが剣道の防具よりも重たい」と苦笑い。母と祖母に茶わんを支えてもらいながら飲んだ。憲児君は「味は最初が甘くてだんだん苦さも感じた」。母の久恵さん(47)は「茶わんをうまくかたむけるのが難しかったです」。(照井琢見)